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2010年06月14日

開いた口が塞がらない

 13日付の地元紙を見て、開いた口が塞がらないとはこういうことか、と実感した次第です。

 
国、責任回避か 官房長官名で「指示書」  2010年06月13日

 本県の口蹄疫問題に絡み、仙谷由人官房長官名で「口蹄疫対策に関する指示書」という文書が出されていたことが12日、分かった。
 「県や町の瑕疵(かし)等の問題は脇に置いて、汚染源の解消に注力すること」と、国の責任を回避するかのような表現もあり、県や発生自治体の反発も予想される。
 県庁内に設置されている政府現地対策チームは「そのような文書はもらっていない」と否定している。


 多少見づらいでしょうが、↓コピーはこちら

指示書.jpg

 2.の項目に「県や町の瑕疵等の問題は脇に置いて、汚染源の解消に注力すること」の文言が確かに見えまする。
 なお、14日に確認したウェブ上の記事に寄れば、コレは確かに政府から出された文書に間違いないとのことで。
 つまり、国はどうしたって今回の口蹄疫禍は、県や地元市町村の責任であり、広がったのは地元のせいだと。んで国としては広い心でそれを許して、宮崎県や発生市町村を救ってあげようと。そういう風に言いたいわけですな。

 発生の報が入っていたにも関わらず、外遊に出かけた馬鹿松こと赤松元の薄い大臣(←「のうすい」変換で一発でコレが出た我が家のパソコンを褒めてあげたいw)の瑕疵は、どこら辺で総括されるのでしょうか? 

 鳩から菅へ、表紙が変わろうが党の持つ体質がそう簡単に変わるわけはありやしませんです。案の定、最近になって官房長官の職に就いた人間の名でこんな文書が出回ってますがな。

 見事に「菅新総理に期待♪」とか言って内閣支持率がうなぎのぼりなんですが、どれだけ騙されたら正気に返るの? と、「支持する」言うた人に直接聞いてみたいですよ


posted by waku at 01:31| 宮崎 ☔| Comment(0) | 口蹄疫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年06月13日

選挙対策じゃないよね?

 九州南部、入梅した模様です。一日中、弱いながらも雨が降り続いていました。
 埋却処分に支障は出る、消毒剤は流れる、で、良いことは何も無いです。いや、米作農家や野菜作りの農家の方々には待ちに待った雨かも知れないですね。

 兼ね合いが難しい。

 重篤な感染地域あたりで「農家は良いよね」なんて声も上がっているとか。
 畜産農家は、処分した牛や豚、その損失を、国や県が補填してくれた上、2年3年先までの、経営再建まで、国が面倒見てくれると、首相が約束されたけど
 商工業者、2次的に被害を受けてる商店や旅館や飲食業者にはなんら補償は無いのだと。

 因みに私の嫁さんも、パートで観光業界で働いていたのですが、ここ数ヶ月の業績やこの先数ヵ月後の予約キャンセルの状況などにより、ありていに言えばクビになりました。こんな我が家に、行政の支援が来る日はあるのでしょうか? まぁ無いでしょうね。

 だからと言って、「農家は良い」とは思わないのですが。一番大変なのはやはり畜産に携わっている皆さんで。いや職を無くすことになる他の皆さんが大変ではないとは言いませんが。ホントに兼ね合いが難しい。

 とにもかくにも、一刻も早い終息と。取りあえずはそこからしか次は見えません。まずは殺処分、埋却処分。事故が無い様に頑張ってくださいと。手伝いにも行けないからお願いするしかないと言うのも、辛いところです。

 
 何か首相が来てたらしいですね。前の首相と違って、少なくとも日本語、地球語は通じたようです。んが、
 所詮は「参院選の票目当てではないか」という懸念はぬぐえません。
 参院選後も、誠実な対応をしてくれるよう、こちらも願うばっかりです。
 
posted by waku at 03:24| 宮崎 ☔| Comment(0) | 口蹄疫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年06月12日

世が世なら打ち首獄門

 10日までに新たに感染が分かった都城、宮崎、日向市。11日は拡大の報はありませんでした。何とか封じ込めに成功してほしいと、願うばかりです。

 一方でこんなニュースが飛び込んできたり

 口蹄疫の発生農場で窃盗 事務机や洗濯機被害

 宮崎県警高鍋署は11日、口蹄疫被害に遭い、消毒のため立ち入り禁止になった宮崎県木城町の養豚農場の倉庫から事務机や洗濯機などが盗まれたことを明らかにした。
 高鍋署によると、この農場では口蹄疫の感染疑いのため、5月23日までに豚約2千頭を処分。豚舎などを消毒する作業員以外は立ち入り禁止になっていた。今月5日に消毒が終わり、従業員が10日に農場に来ると、洗濯機など10点(計5万円相当)がなくなっていた。
 高鍋署は、消毒作業のため従業員が不在となり、人目が届きにくくなった間に侵入したとみて調べている。


 「火事場泥棒」なんて言葉があるくらい、昔から人の不幸につけ込むヤツはいるようですが、ホントに何考えてるんだと。ふん捕まえて畜舎に首だけ出して埋めときたいくらいです。
 ましてや、擬似患蓄の出てるところばかりを狙ってるとしたならウイルスを媒介してる恐れがあるわけで。もしこいつらがウイルスを広げて回ってるのであればもう、のこぎり挽きとかで良いのではないでしょうか。
posted by waku at 04:02| 宮崎 ☁| Comment(0) | 口蹄疫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年06月11日

再び感染拡大

 正直、終息は近いのではないかと楽観してました。
 そろそろまた、筋トレや登山やキャンプや子育てネタに戻そうと言う、ここ数日のエントリだったのですが…


西都市で感染疑いの牛2頭 宮崎市も豚「クロ」判定 

 口蹄疫問題で宮崎県西都市は10日、同市内の農場でよだれなどの症状を示す牛2頭が見つかったと明らかにした。農林水産省は、日向市の農場で症状が出た牛とともに写真を分析し、いずれのケースも感染の疑いが強いと判定。これとは別に宮崎市も、豚3頭を写真で感染疑いと判定した。
 鹿児島との県境に近い都城市への飛び火に続き、被害はさらに拡大した。被害多発地域に隣接する日向市や宮崎市での感染疑いは初めて。西都市では5月に殺処分された種牛のエース「忠富士」を含め6件目。いずれも政府と県が国内で初めて踏み切ったワクチン接種の対象地域外で、一層の防疫強化が求められる。
(中略)
 現地対策本部の篠原孝農林水産副大臣は10日、都城市の長峯誠市長と会談。「全力を挙げてまん延阻止に取り組むと市長に伝えた」とした上で、都城市での防疫について「一番畜産が盛んな地域で、意識も高い。うまくいくのではないかと思っている」と述べた。


 さらに拡大ですわ。もう涙も枯れそうです。

 県による非常事態宣言が発せられてこの方、様々なイベントが、それも畜産地帯であるか否か関係無しに、中止になっています。とにかく、人が集まったり移動したり、そういったことによりウイルスを拡散させてはならないと、県民挙げて取り組んでいるのです。
 一方でそういう行事の中止、さらには酒席宴席の自粛などにより、飲食業は深刻なダメージを被り、口蹄疫の発生地域はもとより、そうでない場所においても、営業を続けることが困難になり廃業を余儀なくされる店が多々ある、と、地元のメディアでは報じられています。
 また、口蹄疫発生以来初期防疫に尽力してきた多くの農家が、発症していない感染していないかもしれない家畜への殺処分を前提としたワクチン接種に同意し、泣く泣く健康であった牛や豚を殺処分してきた、という経緯があります。

 全ては感染を拡大させないため、だったのですが。

 ここに来ての感染拡大。昨日今日と新たな地区での感染が出たからには、潜伏期間を考えると、この2週間から1週間前に掛けて何らかの不手際があったか、何か不穏な動きがあったとしか考えられません。「犯人探しの前に、拡大防止に全力を上げるべき」というのも正論ですが、終息に向かっていたと思われるものが再び拡散を始めた以上、その原因をはっきりさせておかないと、完全な終息はいつまで経っても覚束ないと思われます。
 感染の経路、拡大の経路の解明をする特別チームを、県や国の対策本部は設置するべき時期に来てるのではないかと思う次第です。

 あと、西都市にも新たな擬似患蓄が見つかったとのこと。避難中のスーパー種牛5頭ってまだ西都にいるんですかね? だとしたら、あらためてこの5頭の保護には万全の対策を…ってまぁ、素人が言わずもがなの話ではあるのですが。

posted by waku at 00:48| 宮崎 | Comment(2) | 口蹄疫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年06月10日

都城で発生って

 ジェットボイルわー、ってエントリでもアップしようかと、リビングで湯沸かしたり写真撮ったりしてたら、とんでもないニュースがテレビで流れ始めて…


 都城市で口蹄疫感染疑い  2010年06月09日

 県は9日夜、都城市高崎町の農場で新たに口蹄疫の感染疑いがある牛を確認したと発表した。
 農場では肥育牛250頭を飼育。症状のみられた3頭と同一の畜舎で飼育されていた6頭を疑似患畜とみて、殺処分する。
 遺伝子検査の結果は10日朝に判明する予定。


 何ですかコレ?
 えびので清浄化確認されたばっかりだってのに、何で都城に出るの?
 えびの市中心部には入りませんでしたが、先日訪れた小林市、えびの高原、鹿児島は霧島町、幹線道路も観光道路も、消毒ポイントだらけでしたよ?
 それよりも時期的に清浄化したえびの市から飛んだってありえないですよね? んじゃ、どこから飛んだの? 今更、飼料の運搬車が消毒も受けずに農家の間行き来してるなんてこと、ありえないでしょう?

 都農、川南が壊滅的な状態で、今後都城まであんな状態になったら…
 まして、高原あたりの養豚農家に飛び火しようもんなら…
 正直、牛も豚も、宮崎ブランドが崩壊するほどの危機に直面します。

 ニュースに接して今わたし、ちょっと軽いパニック状態です。ホントに危機的状況です。もう何か、ホントに災害じゃなくてテロなんじゃないの? って気がしてきました。

 発生農場の方には申し訳ありませんが、本当にそこだけで封じ込めていただきたい次第で。もう祈るしかないです。
ラベル:口蹄疫 都城
posted by waku at 00:03| 宮崎 ☁| Comment(0) | 口蹄疫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年06月08日

昇任、おめでとうございます

 そう来たか

農水相は山田副大臣決まる

 民主党は7日、両院議員総会を開き、菅直人新首相(党代表)のもとでの新執行部を正式に決定した。幹事長に枝野幸男行政刷新担当相、政調会長に玄葉光一郎衆院財務金融委員長、国会対策委員長に菅氏と代表選を争った樽床伸二衆院環境委員長が就任した。玄葉氏は入閣し、公務員制度改革のほか少子化、男女共同参画、「新しい公共」を兼務する。農水相ポストには山田正彦農水副大臣の就任が決まり、8日に「菅内閣」が発足する。
(中略)
 口蹄(こうてい)疫の拡大を防げなかったとして辞意を示した赤松広隆農水相の後任は、筒井信隆衆院農水委員長が検討されたが、口蹄疫問題の現場責任者を務めている山田氏の昇格となった。


 …まぁ多くは望んでませんでしたが、ソウデスカそう来ましたか
 やはり、の斜め上…

 件の現農水副大臣、先日辺りから妙に言葉が柔らかくなって。
 これまでは「何で殺してないのか」とか言っていたのが「今月中に処理してもらえるよう、お願いできないか」とか言う感じで。
 ようやく、現場から政府に対する風当たりという空気が読めるようになったのかな、と思っていたのですけれど。

 まぁ、短い時間ながら、そして最前線に身を置いては居ませんでしたけれど、現場の空気位は感じ取れる場所にいらっしゃった方です。今後の国の対応に、それを生かしてほしいと思う次第で。
 
posted by waku at 03:09| 宮崎 ☔| Comment(0) | 口蹄疫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年06月06日

ひとまずは一安心

 避難させていた県所有の種牛5頭、潜伏期間を無事に乗り切ったようです。

エース級種牛5頭感染せず 宮崎ブランドひとまず存続

 口蹄疫問題で、宮崎県が避難させたエース級種牛5頭は、遺伝子検査でいずれも感染していないことが5日、確認された。種牛をめぐっては、5頭と一緒に避難した最も優秀な「忠富士」が感染疑いで殺処分となり、次世代のエースを含む49頭も既に処分された。残る5頭の無事が判明したことで、存続が危ぶまれた宮崎牛ブランドは、ひとまず生き延びることができそうだ。
 県によると、口蹄疫の潜伏期間は1〜2週間。忠富士の感染疑いが5月21日に確認されたのを受け、県は5頭を2週間後の6月4日まで経過観察とし、連日、検査を続けてきた。最終日の4日も、5頭から採取した検体を動物衛生研究所の関連施設に送付。遺伝子検査の結果はすべて陰性で、感染は否定された。
 免疫力が強い牛の場合、まれに、ウイルスの活動が抑えられて遺伝子検査をすり抜けるケースがあるため、感染から一定期間後に体内にできる抗体の有無を確認する抗体検査も実施しており、6日夜に結果が出る。


 ひとまずはやれやれ。「種牛は他にもいる」などと寝言をこいていたお人や団体もございましたが、かの松坂牛の産地で、この隔離されている「エース級の6頭(うち1頭は残念ながら処分)の子どもしか買わない」などという農場主の方のお話もありました。肉付きや歩留まりなど、種牛と、優秀な種牛を父に持つ繁殖母牛の奇跡のような組み合わせが、良い子牛を産むという事を、畜産に携わっている人間が知らないはずもなかろうに。
 しかし、この5頭がどうやら無事だと言うことは、暫く時間はかかるでしょうが、宮崎が優れた牛の産地として復権することも可能です。いやあ本当に良かった。

 あとは未だ先の見えない児湯地区に、早く終息宣言が出るよう願うのみ。もちろん「今週中に感染した家畜の処理を終わらせるように」なぞと机上の空論をほざくおバカさんの言葉なぞどうでも宜しいのですが。
 殺処分や埋却処分で苦労されている農場主ならびに関係者の皆様、ご自身の健康にもぜひ気を付けられたうえで作業に当たっていただきたいと思います。ご苦労は察するに余りあるものでしょうが、是非とも一日も早く、終息をご祈念申し上げます。
posted by waku at 01:57| 宮崎 | Comment(0) | 口蹄疫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年06月05日

真摯な反省はありませんでした>お粗松

 最後まで寝言しか言えなかったようで。

 赤松農相「責任免れない」 口蹄疫で再任辞退

 赤松広隆農相は4日午後の記者会見で、新内閣の組閣に関連し「結果として口蹄疫(の感染拡大)を止めることができなかったので、けじめをつける意味で、新しい方がやっていただく方がいいと思う」と述べ、自身は再任すべきでないとの考えを示した。
 農相は「現実にこれだけ(殺処分対象の)数が出たのは事実なので、私自身の責任は免れない」と述べた。
 政府の口蹄疫対策については「何が足りなかったのかはきちんと検証する必要がある」とした。
 政府の現地対策本部長を務める山田正彦副大臣については「自分自身も畜産をやってきた方。一番分かっている人は副大臣として残られた方がいい」と述べ、留任が望ましいとの見方を示した。


 えーとですね。結果的に拡大が防げなかったんじゃなくて、県や当該市町村や農家は法で定められた初期防疫を行っていたのですが、その初期段階で対策を施すべき国の責任者がどっか行って対策を講じなかったから拡大したんです。ソコらへんの基本的なところすら、いまだ分かって無いのか分からないフリをしてるのか知りませんが。
 その上で当初は、「何ら反省するところは無い」と、「やるべきことはやっている」と、何もやってないのに強弁した上に、最後は「だ〜から殺しとけって言ったのにアハハ」ですわ。
 もう辞めるべくして辞めるっつうか、鳩が飛んでいかなくてもこの人は辞めなきゃ駄目でしょ、って話で。逆に自分の責任が問われなくて良かったね、って話なのに

 「けじめをつける意味で、新しい方がやっていただく方がいいと思う」と述べ、自身は再任すべきでないとの考えを示した
 って、どんだけ図々しいの?

 因みに
 「山田正彦副大臣については『自分自身も畜産をやってきた方。一番分かっている人は副大臣として残られた方がいい』と述べ、留任が望ましいとの見方を示した」

 ってねえ。
 ため息しか出ませんが。この現地責任者、いちばん大変な川南の、殺処分の現場とか見てるんですかね? 畜産やってる人間なら、その現場に立ち会ったなら、もっと人間的な何かが出てきそうなものですが。
 処分のスピードが遅いだの早く殺しておくべきだっただの。
 商売敵を潰しにかかってるだけのようにしか見えませんけれど。

 山田もいなくなるかと、少し昨日は期待したのですが、残留の芽も残っているようで。やはりチョッと甘い考えでいると、この政権は油断なら無い斜め上の罠を仕掛けてくるようです。
posted by waku at 01:10| 宮崎 ☔| Comment(0) | 口蹄疫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年06月04日

ようやく終息の地域が

 そういえば、世界禁煙週間らしいですね。去る5月31日は世界禁煙デーだったらしいですね。
 禁煙とか言ってないで、とっととタバコ、撲滅しちゃえばいんじゃね? と、元ヘビースモーカーにして思う今日この頃。喫煙者の皆さん、タバコなんてホント、何の益も無いですよ〜 どうせ聞き入れやしないでしょうけどね〜

 さて、首相退陣とか時期代表選とか、全国ニュースは一色に染まってますが、今更かの民主党の代表が誰になろうが、党の色や体質や経験不足力不足が変わるわけでもなく。「騒ぎすぎじゃね?」ってのが正直なところです。管さんだか丸床さんだか、誰か知りませんが、まぁ勝手にやっててくださいな。

 なんせコッチは、口蹄疫が始まって以来の明るいニュースなのですから。リンクは↓コチラ

えびの市は口蹄疫感染終息 宮崎県が移動制限を解除

 口蹄疫問題で宮崎県は3日、5月13日を最後に疑い例が出ていない同県えびの市で実施した安全性調査で、家畜に異常は見つからなかったことを明らかにした。県はえびの市での感染は終息したと判断。4日午前0時、発生地を中心とする半径10キロの家畜の移動制限区域と、同20キロの搬出制限区域を37日ぶりに解除した。
 4月に宮崎県内で最初の疑い例が確認されて以降、感染拡大防止のため設定された移動、搬出制限区域の解除は初めて。解除対象には熊本県と鹿児島県の一部が含まれる。宮崎県東部の川南町など感染多発地域では疑い例が続いており、県は防疫に全力を挙げる。
 えびの市では、4月28日から5月13日にかけて、農場計4カ所で感染疑いの牛や豚が確認され、600頭以上が殺処分となり埋却された。最後に疑い例が出た農場の家畜の処分終了を受け、県などが24日から安全性調査を実施していた。


 ようやく、感染地のうちの一カ所で終息宣言です。えびのの畜産農家の皆さん、大変お疲れ様でした。

 一方、川南を中心とした児湯郡では、いまだ新たな感染確認が続いているようなのですが、これは獣医師による正式な確認が遅れていたものが確認されている、ということで、爆発的な拡大が止まらないという類のものでは無いのではないか、と推察するのですが。加えてそろそろワクチンの効果も出始める頃だ、と期待したいものです。どちらにせよ殺処分が待っている畜産農家の皆さんの苦悩は、推し量ることすら心苦しいのですが。ともかくも、一日も早く「お疲れ様でした」といえる日を迎えられますよう、願うばかりです。
posted by waku at 01:40| 宮崎 ☀| Comment(0) | 口蹄疫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年06月02日

空の旅で癒されて?

 本日は読売さんより記事を拝借いたしまして

宮崎県庁訪問だけ…現場に行かぬ首相に批判の声

 「今さら何をしに来たのか」。
 宮崎県の口蹄疫(こうていえき)発生から40日余りを経て、1日午前、初めて現地を訪れた鳩山首相に、地元では期待よりも不満や疑問の声が渦巻いた。予定では、現地滞在はわずか2時間半。連日の対策に追われる農家や自治体関係者らを県庁に集めて懇談するだけの訪問日程に、「現場を見なければ我々の苦しみが分かるはずがない」と批判の声も上がった。
 首相は、県庁入り口の消毒マットで入念に殺菌し、2階応接室で東国原英夫知事や2人の農家代表らと懇談した。冒頭、「発生農家のみなさんが苦労されていることに対し、遅ればせながら感謝申し上げたい」と神妙な面持ちで切り出した。その後、感染拡大防止のためには全頭殺処分という厳しい対策を取らざるを得ないことを強調し、農家の理解と協力を求めた。
 これに対し、懇談した農家代表の一人、川南町の養豚農家、河野宜悦さんは、終了後、「首相には現場に来て、空になった畜舎を見て、肌で何かを感じてほしかった」と淡々と語った。
 同町は、県内全247の発生農家のうち75%が集中し、最も深刻な被害を受けている。河野さんの農場は、被害農家で最多の約1万5000頭が殺処分の対象。首相には、被害農家への損失補償や子どもの学費援助などを求めた。
 一方、牛の殺処分を進めている同町の50歳代男性は「参院選へのアピールとしか思えない。被害は今も拡大の一途だ。大金をかけて宮崎に来るぐらいなら、作業員増員への費用に充てた方がいい」と切り捨てた。
 4月20日に1例目が確認された都農町の河野正和町長は、首相との懇談にも呼ばれなかった。「訪問の狙いがよくわからない。もっと早く来てほしかった。県庁だけでなく、防疫作業をしている農場で畜産農家や作業員の声を直接聞くべきだ」と残念がった。


〜引用終了

 「現地に来て御見舞い」とか言いながら、訪れたのは県庁どまりで「現地に来た気分」を味わっただけ、と言う。ホントに何しに来たんだろ、って状態です。屍累々、比喩でなくまさしくそんな状態の最前線をちゃんと正視するべきだったのでは無いでしょうか。被害拡大が「国の責任である」と認めたのならば、なおさらの話です。
 単に飛行機の旅で気分転換しただけのような。

 で、知事との面談では「政府として万全の措置を取らせていただきたい。政府としてやれることはすべてやる」などと仰ったようですが、直後に国から送り込まれたダースシディアス副大臣が、県から示された農家への補償の算定基準について「財務省と相談しないと…」と早くも値切る気満々なコメントを出したと、現地のメディアで報じられました。今ん所私の検索技術ではネット上にソースは見つからないのですが。
 相変わらずこの政権は、脳みそと手足の連携がうまく行っていないようです。まぁ脳みそが腐っている上に、手足の中に変な神経の病気が走ってるようですからどうしようも無いのですけれど。
 
 病に例えるなら、サードステージとかそれ以上の段階にある様なので、早いところ大胆な外科的処置が必要ではないかと。じゃないと、国レベルで政治的な仕事をいっぱいしてもらわなければならない、現在の本県の様な状況は、いつまで経っても改善しないわけでして。
posted by waku at 02:13| 宮崎 ☔| Comment(0) | 口蹄疫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年06月01日

無念 ついに49頭処分

 非常に無念なのですが、ついに処分されてしまいました。 
 
 種牛49頭の殺処分始める 宮崎県、残り5頭だけに

 口蹄疫問題で宮崎県は31日、一部によだれや発熱などの症状が出た種牛49頭の殺処分を始めた。同日中に作業を終了する。49頭の中には、全国の畜産関係者に伝説の牛として知られた「安平」も含まれる。宮崎県が保有する種牛は、西都市に避難させたエース級の5頭だけとなる。
 49頭は県家畜改良事業団(高鍋町)が管理していたが、同事業団で別の牛に感染疑いが見つかったため、殺処分の対象になった。東国原英夫知事は種牛の貴重さを訴え特例での救済を国に要望したが、政府は24日、これを退け、殺処分方針を発表した。
 その後、一部の種牛で症状が確認され、県が処分の準備を進めていた。


 言葉もありません。
 殺処分の対象になった牛の中には宮崎牛ブランドの「中興の祖」と言われる安平も含まれていました。既に種牛としての役割は終えていたのですが、余生を送るかたちで飼育されていた、「伝説の牛」と言うべき存在で、そんな牛が「処分」されなければならない、と言う、この悲しさ。
 さらには、国内の和牛の多くは、宮崎県産の、この49頭の種から生まれた子牛が、各地のやり方で肥育されブランド牛として高値で取引されていたと言う事実。これを現政権はどれほど真剣に受け止めているのでしょう。
 どういう神経を持っていれば、日本の畜産をあずかる省庁トップの人間が、「だ〜から殺しとけって言ったのに♪」なぞと言えるんでしょうか。

 輪をかけて、どういう神経してるのかって人が…

 首相、口蹄疫で初めて宮崎へ 6月1日、激励と視察

 鳩山由紀夫首相は1日、宮崎県を訪問し、口蹄疫対策をめぐり東国原英夫知事と意見交換する。平野博文官房長官が5月31日午後の記者会見で発表した。口蹄疫問題で首相の現地入りは初めて。
 平野氏は訪問の目的を「(口蹄疫問題が)長きにわたっており、首相自ら知事や関係者にお礼と激励をする」と説明した。首相は1日午前に宮崎県庁で知事と会談。政府の現地対策本部を視察し、午後に東京へ戻る。
 首相は30日、訪問先の韓国で記者団に「宮崎県の畜産農家や住民は不眠不休で頑張っている。激励を込めてうかがいたい」と現地訪問の意向を表明していた。


 種牛49頭失って、地元の畜産農家、かなり失意の底にいるのですが。かてて加えて社民の連立離脱で政局にまで発展して、自分の足元すら覚束ないこのタイミングで東京を離れて宮崎入りって、どこまで念入りに空気とか民意とか読めて無いのかと、逆に感心するわ、って話なのですが。

 宮崎までおいでになる航空燃料代とか、無駄なんで来るの止めて、農家の補償に回してくれないかと、心の底から思いますです。
posted by waku at 02:25| 宮崎 ☁| Comment(0) | 口蹄疫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月31日

言わんこっちゃない

 ほら、種牛に関して甘い処分をしてるもんだから、変な奴らが出てきた。

生産者団体、種牛5頭処分求める 口蹄疫で避難のエース級

 全国肉牛事業協同組合と日本養豚協会は29日、都内で記者会見し、口蹄疫問題で宮崎県に対し、現在特例措置で避難させているエース級種牛5頭の殺処分を求める意向を明らかにした。
 5頭にも感染の疑いが否定できないためで、日本養豚協会の志沢勝会長は「種の保存よりも(確実な封じ込めで)日本の畜産業界を守ることの方が大事だ」と訴えた。
 避難しなかった49頭の種牛について、同じ農場から感染牛が出たのに宮崎県が延命を求めたり、その後の発症を国に報告しなかったりしたことも批判。「犠牲を強いられた生産者及び全国の生産者に対する裏切りで、疫学上あり得ない言語道断の行為」と非難した。
 県が保有する宮崎牛の種牛が全滅した場合の影響に関しては、全国肉牛事業協同組合の山氏徹理事長は「種牛は民間にも国にもいる。(感染の疑いがある牛がいる)今の状態では宮崎に牛を買いに行けないという声も寄せられており、残すことは長い目で見て宮崎の畜産のためにならない」と強調した。


 エース級5頭を殺したほうが、長い目で見て宮崎の畜産の将来は安泰だ、と来たもんだ。現政権におべっか使うとともに、国内間競争の最大のライバルを潰そう、ってな意図がありアリで。因みに声明出した翌日、お粗末脳薄い相が宮崎を訪れる、という事を分かった上で出したパスに、間違いないですね?

 49頭のうちの2頭に症状が出たと、国会議事堂の廊下で記者に伝えられたときのお粗末の「知らな〜い、聞いてな〜い♪ だ〜から殺しとけって言ったのに」って、満面の笑顔で言い放った、すみません私のブログには動画のリンクすら貼りたくないので興味のある方はすぐ見つかると思うので探してほしいのですが、あの様子を思い返すにつけ、本当にこいつは何なんだ、と。
 できたら農水相じゃなくて、法相になるべきだったんじゃないかと。なれば就任以来、死刑執行命令書に一筆も入れていない現法相より、かなり仕事をしてくれたのではないか、と思います。
 また、自民党政権の末期において、農水相ポストは鬼門で、現役経験者問わず、いろいろと障りがあったようです。民主党政権下で、そのジンクスが破られると、良いですねと心から申し述べます。

 さらには、こんなおバカさんも…
 口蹄疫で首相、宮崎県入りに意欲 「農家を激励」

 …現地の「思い」とか「民意」とか、どうせちゃんと汲んでくれないのは沖縄の例で分かってますから。
 相手する暇なんか無いんで、おとなしく官邸にこもっててくれませんか?
posted by waku at 01:01| 宮崎 ☁| Comment(0) | 口蹄疫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月30日

ニュースにならないところで

 口蹄疫の話などなかったかのように、辺野古とか名護とか社民とか連立とか罷免とか、そんな話ばかりがニュースで語られる1日でした。
 沖縄の皆さん、徳之島の皆さんが置かれている立場も分かりますし、それは大変であろうと思います。ところが、そんな現地の話はなかなか出てこないんですね。国会周辺の話ばかり。
 どこら辺が国民目線の政治だったんでしょうかね。

 ニュースに出なくても、現地で何かが変わったとか何かが落ち着いたとか言うことはありません。戦場の様な毎日が日常になっているだけで。
 農場主の方のブログを拝見するに、涙しか出ません。
 私のブログなんぞに、リンク貼るのすらためらわれるほど、現地の、爆心地の中にいらっしゃる方々の苦悩と、何より悲しみは深く。
 
 なぜに宮崎なのだろう。宮崎だけなのだろう、と。言う、いかんともしがたい問いも、何度重ねたことか。
posted by waku at 02:17| 宮崎 ☁| Comment(0) | 口蹄疫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月29日

無念

 県の家畜改良事業団で、殺処分の対象から外して経過観察にしてほしいと県が国に要望していた種雄牛49頭のうち、1頭に口蹄疫が疑われる症状が確認されたようで。
 49頭は、殺処分を免れない事態となりました。非常に残念です。そして宮崎牛の存続、ひいては日本の畜産の将来は、特例で隔離され生かされているエース級の種牛5頭に懸かってくることと相成りました。もう本当に、祈るばかりです。

 一方で、この件に関して残念なニュースも

 種牛発熱を国に報告せず

 口蹄疫問題で、宮崎県の東国原英夫知事が特例での救済を国に要望していた種牛49頭中、感染が疑われる症状を示した1頭は22日に発熱したが、国への報告をしていなかったことが28日、県などへの取材で分かった。
 政府の現地対策本部の山田正彦農林水産副大臣は「非常に残念」、農水省幹部も「連絡があってしかるべき話だ」と不信感を示し、連絡の徹底を要請。早急に49頭を殺処分するよう求めた。県は埋却地を確保し、29日に処分を始める方針。(中略)
 県によると、49頭のうちの1頭は22日に発熱したが、抗生物質を投与すると回復。別の1頭も26日に発熱し、28日朝、水疱やよだれなどの症状を確認、知事に報告した。
 県は農水省に報告しておらず、同省が問い合わせて確認したという。

 〜引用終了

 種雄牛、救けたいって気持ちは分かりますが県の担当者の方、これはやったらアカンでしょ。
 ただでさえ自民党寄りの知事を、現政権が快く思ってないのは周知の事実なわけで。「東国原知事が口蹄疫を、政治的パフォーマンスに使おうとしている」なぞという報道も散見されるようになった今日このごろです。そんなこんなもあり、国と県の関係がこじれかけてた所に持ってきて、情報の隠蔽まがいのことやってたら、国民とか県民とか市民とか、とにかく一般の人の信用失って一気に叩かれるほうになってしまいますってば。

 知事もブログで「『農水省は、49頭に対して、異常があったら直ぐに農水省に報告してくれと県には指示していた』と聞いた。農水省からそんな指示は受けていない。そもそも既に疑似患畜(殺処分対象)なのに、どうして症状が出たことを報告しなければならないのか?」などと、キレ気味に記してるけど。
 知事、冷静に考えたら、あかんでしょ。もし指示がなかったとしても、自分らで「症状出るまでは経過観察させてください」ってお願いしてたわけだから、症状が出たら自主的に報告しないと。
 こういうところ自らをしっかり律しないと、だらしない政権与党と同じに思われたら、相手を責める事もできやしなくなるではないですか。

 さらに知事は、県から報告があったのは28日朝、と県議会で報告していますが、その前日の「49頭処分もやむなし」と言い出した背景に、その時点では既に発症の事実を知っていたのではないか、と言う邪推も生みます。まぁこれが邪推じゃなければ良いですね本当に、って普通の人は思いますです。

 ということで、49頭の処分確定も無念ならば、県の稚拙な対応も残念です。
 口蹄疫特措法も可決されましたけれど、短期間につくられアッと言う間に採択された法律なんて、ザルのように隙間はいっぱいあるものです。その隙間を埋めるよう、これからますます国に注文を付けていかなければならい状況にあるわけで。そのタイミングでこれは、かなり大きな県の失態ではないかと思われる次第です。

 ともあれ、このような行政のゴタゴタに振り回される現地がいちばん大変です。殺処分と埋却、消毒作業に追われ現地の、畜産に携わる全ての方と、日常生活にも影響を被っている住民の方々には、一刻も早い終息をお祈りするとともにお体にはぜひ気をつけてと、願わずにはおれません。
ラベル:口蹄疫 種牛 発症
posted by waku at 02:54| 宮崎 ☁| Comment(0) | 口蹄疫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月28日

「種牛」の重み

 昨日、訪問者数は普段とあまり変わらなかったにも関わらず、PVがなぜか通常の6倍以上ありました。なんだったんだろう。
 ブログサービスのアクセス解析見る限りでは、どうやらどこぞのロボットの中の人が荒らしまくっていったように見受けられます。たま〜にあるのですが今回はいつもと桁違いの執拗さで、何か気持ち悪い。忍者ツールでも設置してみようかなぁ。

 さて、本日も口蹄疫のお話です。知事が辛い決断をされたようです。

 【口蹄疫】種牛処分「やらなければ」、49頭めぐり東国原知事

 口蹄疫問題で宮崎県の東国原英夫知事は27日、特例での救済を国に要望していた種牛49頭について「家畜伝染病予防法のガイドラインの優先順位を順守し、豚の殺処分を急いでいる。(49頭も)当然、手順を追ってやらなければならないと思う」と記者団に述べた。一方で「県の財産であり、日本の畜産界の宝。症状が出なければ、残すに越したことはないという思いは今でも持っている」と話した。
 現地対策本部の山田正彦農林水産副大臣は、同じ場所で飼育されていた別の牛に感染疑い例が出た後も、49頭を殺処分していない宮崎県の対応について「法令違反」との認識を示している。
 また、東国原知事は、独立行政法人家畜改良センターからの種牛候補の提供については「即戦力ではない。優秀な種牛ができるとは限らない」と述べた。

〜引用終了

 県内では種牛49頭について「残してほしい」とする署名活動があちこちで行われております。知事にはぎりぎりまで、この件に関して頑張ってほしいものです。
 どこぞの首相は国会答弁で「国が持っている宮崎牛の種牛を(宮崎県に)提供する用意がある」なぞと仰っておられましたが、どこにそんなものがいるのかと思ってたのですが、どうやらこのニュースの後段にある「独立行政法人家畜改良センターの種牛候補」のことのようです。
 これを「宮崎牛の種牛」として認定するのに何年の月日がかかるのか。そもそも、わずか4頭かそこらと別の報道で見ましたが、宮崎に今いる種牛49頭がどれだけの数の種牛候補から絞り込まれて種牛になったのか、そういうことはご存じないんでしょうね。牛飼いの山田君ならご存知かも知れませんが、どうも殺処分しか頭にない人のようですのでそんな報告しないんでしょうし。首相の頭の中ではこの「種牛候補」と「殺処分されるべき49頭」はイコールなんでしょうね。

 沖縄県の皆様、ホントにこんなのに振り回されまくってご同情申し上げます。遅ればせながら我が県でも被害を被っております。

 さらには49頭の処分ばかりが報道で先行していますが、先に処分しなければならない、既に感染、発症している、特にウイルスを撒き散らす可能性が格段に高い豚について、かなりの数が手付かずになっています。これは県の不手際でもなんでもなく、まずは埋却地が足りない次に人手が足りない、ってことに尽きるのです。埋却地についてはきのうのエントリでも書きましたが、例えば1万頭を飼育する養豚農家に対して万一口蹄疫が発症した場合、すぐに殺処分して1万頭の死骸を埋める用地を確保せよといわんばかりの現行法の不備に依るものです。

 口蹄疫に関して特措法とやらが衆院で可決されたようです。きょうにも参院通過し成立する模様ですが、これは家畜の殺処分に関して、国の強制力を強化する内容になっています。しかし、宮崎県の現状は「埋める場所が決まっていないため、殺処分しなければならない牛、豚を殺せない」「埋める数が多すぎて、その作業が追いつかない」ということになっております。
 予防措置も含めて、家畜を殺すほうばかりに重きを置いているような気がするのは、果たして過剰な被害者意識でしょうか? 地元としては、補償はさることながら、では殺処分後いかに迅速に処理できるか、そういう実務的なことを何とかしてほしいものなのですが。因みに県内のある自治体の長は「現状の作業態勢では全ての殺処分、埋却に2カ月以上かかる」と訴えております。

 法律が決まったとしても、終息の兆しは、いまだ見えません。
ラベル:口蹄疫 種牛 価値
posted by waku at 01:10| 宮崎 ☁| Comment(0) | 口蹄疫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月27日

現地の対応のせいですか

 結局「自分たちは悪くない」の矛先は、現地に向けられそうでして。

 口蹄疫対策で特措法成立へ、週内 ワクチン接種ほぼ終了

 宮崎県の口蹄疫問題で、衆院農林水産委員会は26日、ワクチン接種後などの家畜の殺処分を国や都道府県が強制的に行えることを柱とした「口蹄疫対策特別措置法案」を全会一致で可決した。27日に衆院本会議、28日に参院本会議で可決し、成立する見通し。即日発効する。
 初動の遅れが感染拡大につながったとの批判がある中、国が主導して防疫措置を講じられるようにするのが狙い。法案は民主、自民、公明3党の合意を基に委員長提案として提出された。
 宮崎県は26日、発生地から半径10キロ圏内の家畜へのワクチン接種がほぼ終了したと発表した。
 法案は、殺処分した家畜は生産に要した費用も含めて国が補償することや、これまで各農家が確保することと規定されていた殺処分後の埋却用地を、国や自治体が用意することも盛り込んだ。

〜引用終了

 なんかね、結局初動が遅れたと、言う責任をですね、現地に負わせたいようで。現地が感染した牛、豚を早く殺処分して早く埋めなかったからパンデミックにつながったと。だから法律を変える、ということらしいです。

 擬似感蓄発生以来、現地では初動防疫に努めてきたわけです。
 農水相が外遊してようが、国の対策本部が1カ月経っても出来なかろうが、朝から晩まで。消毒して殺処分して埋却して消毒して。
 それでも殺処分が、被害の増大に比べて進まなかったというのは確かです。それには処分された家畜を埋却するための用地が、なかなか見つからなかったという事情があるのも事実です。
 が、想像してください。死んだ家畜を、しかもウイルスに冒されている死骸を埋めるのです。どこでもここでも、というわけには行きません。掘って、3メートル以内で地下水が出たら、ウイルスを拡散する恐れがあるということでそこに埋めることは出来ません。

 最近では田んぼや畑など、農地に穴を穿って埋却している様子が報じられていますが、家畜を失うことに加え、米作や野菜作りすら出来なくなる、耕作地への埋却を、発生当時から現地の農家が簡単に受け入れることが出来たか、というと、そんなわけにはいかないでしょうよ。

 「お金のことを言ってもしょうがない」とか眠たいことを言って知事を怒らせた記者の方もいらっしゃるようですが。感染拡大を防ぐためだからといって、現地の、まさに最前線の農家なり自治体なりは、採算を度外視してってことは出来ないのですよ。極端に言えば穴を掘る重機のガソリン代も、それを動かす作業員の人件費も、どこからか湧いてくる類のものではありませんし。それはしっかりと、自治体なり県なり国なりが予算措置を講じなければならないわけで。
 しかし県も市町村もも、こういった非常事態に即応できるほどの予備費を潤沢に持っているわけではありません。公費から支出をするには、それなりの手続きも必要になります。それをしなければ、逆に「杜撰」と叩かれる類の話です。某南日本新聞の記者様は、そういった地方自治の仕組みをもう一度勉強なさるようお薦めしたい次第ですが。

 さらには、現行法自体が、現状とは乖離しているという指摘もあります。農家が2頭や3頭の牛を養っているような牧歌的な時代に作られた法律です。現在の数百頭、数千頭の家畜を養っているような状態で、口蹄疫が発生したからといって処分した家畜の埋却地を、養っている農家が自分の責任で見つけなきゃいけない、なんてどう考えても無理です。

 よって、一部全国紙などの報道で「現地の殺処分、埋却の対応が遅くて爆発的な感染を招いた」って言うのは、現地に責任をおっかぶせるための情報操作以外の何物でもないです。
 なんせ特別措置法案とやらが「これまで各農家が確保することと規定されていた殺処分後の埋却用地を、国や自治体が用意することも盛り込んだ」と、現行法の不備を認めているのですから。

 まぁ、「国民の目線第一」とやらを標榜していた党の政治家の皆さん方がそういう論調で国会で答弁するものですから、どうしようもないっちゃあ無いのですが。
posted by waku at 01:47| 宮崎 ☀| Comment(0) | 口蹄疫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月26日

やっと「ごめんなさい」と

 やっと、ですか

 農相が口蹄疫問題で謝罪 対応の検証方針を表明

 赤松広隆農相は25日午前の衆院農林水産委員会で、宮崎県の口蹄疫問題に関して「結果としてこれだけ広がったことに対しては、申し訳ない気持ちでいっぱいだ」と述べ、初めて公式に謝罪した。これまでは「反省するところは全くない」と説明。家畜の殺処分が30万頭を超すとみられる未曾有の被害に、発言の軌道修正を迫られた。
 農相は「私としては必要だと思うことをやってきた」と重ねて表明する一方、問題の終息後に政府の対応を検証する方針を表明した。
 委員会に先立つ閣議後会見で農相は、発生地点から半径10キロ圏内での殺処分を前提としたワクチン接種が、24日までに目標の73%終了したと発表。「今日中に基本的には終わる」との見通しを示した。宮崎県によると、25日中に9割が終了する見込み。
 宮崎県の東国原英夫知事から重ねて要望が出ている種牛49頭の延命に関しては「疑似患畜に指定された以上、直ちに殺処分しなければならないと法律に書いてある」と述べた。

 〜引用終わり

 ついでに小さい声で「外遊してても申し訳ありませんでした」くらい言っとけばアリバイ作りにちょうど良かったのにね。まぁ現地は許しませんが。ずっと憶えてますが。今更、何について謝まっているか、わからないような陳謝じゃ誰も納得しないですよ。

 一方、
 種牛49頭の延命に関しては「疑似患畜に指定された以上、直ちに殺処分しなければならないと法律に書いてある
 法律に書いてある通りにやりましょう、ってんなら官僚に任せておけば良いんですよ。
 「政治主導」なんて言葉が単たるお題目であると、自ら認めてるようで。
 
ラベル:口蹄疫 謝罪 姿勢
posted by waku at 02:58| 宮崎 ☁| Comment(0) | 口蹄疫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月25日

こんな動きはなぜ早い

 最初の1ヶ月は何もしてくれなかったんですが…

 種牛49頭の殺処分発表 宮崎エース級5頭だけに

 宮崎県の口蹄疫問題で、現地対策本部長の山田正彦農林水産副大臣は24日午後、現地から例外的に経過観察にするよう要望が出ていた49頭の種牛について、家畜伝染病予防法に従って殺処分する方針で鳩山由紀夫首相の了承を得たことを明らかにした。農水省での記者会見で発表した。
 49頭が殺処分されると、宮崎県が管理する種牛は同県西都市に避難しているエース級の5頭だけとなる。「宮崎牛ブランド」を守るため例外措置を求める県に対し、口蹄疫の封じ込めを優先させる判断となった。
 東国原英夫知事は「残念です。種牛という特殊性をかんがみていただきたい」と不満を示した。49頭の延命を今後も国に求めていくことを明らかにした。
 山田副大臣は、避難中の種牛5頭については「殺処分の対象と考えているわけではない」と述べ、経過観察を続ける方針を示した。ただ、既に避難先で1頭に陽性反応が出て殺処分されたことから「感染の可能性は高い」とも指摘した。23日時点では陽性反応は出ていない。宮崎県は5月末ごろまで検査を続けるとした。
 感染拡大を遅らせ、計画的に殺処分を進めるためのワクチン接種については、25日中にほぼ終えるとの見通しを示した。反対している一部農家の説得にはなお時間がかかるという。

〜引用終わり

  初めて口蹄疫に関して、政府の迅速な反応が見られました。
 そして分かったことは、こいつらは宮崎の畜産を救うためではなく、潰すために来てるんではないか、ということです。
 ルーピーの首領も、抑止力の意味を理解するに要した時間に比べ、種雄牛殺処分の必要性を理解する時間のなんと短かったことか。殺処分される前に、それが及ぼす重大な意味にも、早いところ気付いてほしいものですが。

 昨日来書いてますけど、地元の農家から「種雄牛を殺処分しないなら自分トコの牛も殺さないでくれ」なんて声は無いのですよ。某全国紙によると、「49頭の種雄牛は処分しないでほしい」という署名が、数日で6000人分も集まったとか。空気読めない感も大概にしろ、って話なのですが。「反対している一部農家」にしたって、「種牛は殺されて無いじゃないか」なんて人は居ないわけで。「これまで一生懸命防疫に努めて、ウチでは一頭の感染も出ていないのになぜ全頭処分しなければならないのか」という素朴な感情であって、それと種雄牛を処分しないと「示しが付かない」ってのは別次元の話だと思うのですが。それとも「種雄牛ですら処分したのだからあなたのところの牛、豚も処分しなければ」って説得の材料に使う気でしょうか? もしそうであれば、説得の仕方としては下の下ですが。 

 この政権の中の人たちって、支持率を気にしないところを見ると、新聞もテレビも見ていないようなのですが、自分たちを支持する声ってどこで拾ってるんでしょうか?
 ネット上ではこの人非人的な所業に対して、ものすごい抗議の声が上がっているのですが、そのネットもご覧になってらっしゃらない様子ですし。
ラベル:口蹄疫 種牛 処分
posted by waku at 11:12| 宮崎 ☀| Comment(0) | 口蹄疫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月24日

最後の希望なのに

 何の期待もしていなかったけれど、今度こそこの政権の底が見えた様な気がします。

種牛49頭殺処分指示 山田副大臣 宮崎県の回避要請応じず

 リンクは↑  引用は↓下記の通り 引用元は西日本新聞

 家畜伝染病「口蹄疫(こうていえき)」の問題で、宮崎県の東国原英夫知事が殺処分回避策を探っている県家畜改良事業団(高鍋町)の種牛49頭について、政府現地対策本部長の山田正彦農林水産副大臣は23日、「49頭は疑似患畜とみなされる。いかに宮崎の大事な財産といえ、民間でも種牛を持っている人がおり、示しがつかない」と拒絶する考えを述べた。
 49頭は同事業団が緊急避難させたエース級種牛6頭に次ぐ存在。14日に同じ敷地内で感染を疑われる肥育牛が出たため殺処分が決まったが、県側は着手していなかった。
 山田副大臣は「生きていると聞いたときは驚いた。(赤松広隆農相に)相談する余地はない」として、県側には殺処分すべきだと伝えていることを明らかにした。
 東国原知事は22日、「49頭も(避難させた残り5頭とともに)何とか残したい。国と協議の余地はないだろうか。このままでは宮崎に種牛が1頭もいなくなり、日本の畜産に甚大な被害が及ぶ」と述べていた。
 県によると、49頭は元気な状態という。この中には、将来のエース級の種牛とともに約22万頭の子牛を生み出した伝説の種牛「安平(やすひら)」も含まれている。県側からは「助けたい、という気持ちはあるが、一度疑似患畜とみなされた以上は厳しいかもしれない」とあきらめの声も出ている。
=2010/05/23 西日本新聞=


〜引用終わり

 この49頭も処分されることになると多分、宮崎牛は終わり、って可能性が高いんですよね。だからこそ県は、一縷の望みを託して殺処分してなかったと思うんですよ。
 特例で避難させたエース級の種牛6頭のうち1頭が感染疑いとなった以上、残り5頭がどうなるか、かなり厳しい状況といわざるを得ません。

 この状況において、私などは逆に「良くぞまだ処分せずにいてくれた。何とかしてこれを残す手段はないか」と考えるのですが、国民の目線第一だった政治家の方は「生きていると聞いたときは驚いた。(赤松広隆農相に)相談する余地はない」などと仰るわけです。殺処分にせよという自分の判断を否定され、面子を潰されたとでも思ってるんじゃないかとしか思えない。

 元は牛飼いだったという情報を、どこぞで見て少しは期待してた面もあったのですが、所詮ルーピー政権の中の一副大臣でしかなかったようです。将来的な国益とか考えないのかしら。
 近い将来、「和牛終了」って判断を下した、最悪の政治家って汚名を着るかも知れない、そこまでの事態なんですけどね。まぁ考えて無いようですね。

 知事と県の関係者の皆様に当たっては、そんなルーピーの一員を何とか打破してほしいものであります。

 まぁルーピーの首領はこの週末、沖縄に乗り込んで「頑張ったけどごめん、やっぱり沖縄の『へのこ』とか言うところに基地を作らなきゃいけないみたいなんだ。沖縄県民との約束は守れなかったけど、アメリカとの約束も大事だから協力してくれるよね」なんて言ってたみたいですからねえ。

 もう言葉もない…
posted by waku at 00:59| 宮崎 ☔| Comment(0) | 口蹄疫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月23日

ワクチン投与、そして新たな希望

 通勤途上、敷地の入り口に消石灰撒いているところが多く目立つようになりました。宅配便の配達拠点とか農業関係の学校とか。
 擬似患蓄確認は一ツ瀬川の向こう側とは言え、宮崎市も一部は既に、家畜の移動制限の範囲内です。ということは、ワクチン投与、全頭処分を受ける畜産農家が市内にいらっしゃる、ということです。川向こうならともかく、なぜコチラまで、というのが正直なところであろうかとご心情察します。いや察するなんて無理ですよね。ただただ御見舞い申し上げます。

 擬似患蓄確認、今のところ小丸川と一ツ瀬川に挟まれた、児湯郡という地域内に留まっています。ウイルスは川と川に挟まれた地域の南北に広く行き渡り、今度は西へと進路を変えました。
 ここで心配なのは、木城、西都、西米良という地域。冬場には狩猟が盛んな地域でありまして。つう事はその対象であるヤツがいる。そう、野生の鹿です。当然口蹄疫に罹りうる偶蹄目。

 西都や木城や西米良、民家のすぐそばまで野生の鹿が下りてきます。で、ひとたびこいつらに感染したとしたならば。殺処分やワクチン投与などのコントロールは効きません。そして山沿いにどんどん広がっていくことでしょう。そう、最悪県北部の、高千穂あたりに急に飛び火する可能性もあるということです。
 一方、イギリスの2001年の大感染では、防疫態勢を敷いていたにも関わらず、ウイルスはドーバー海峡を越えたそうです。海峡に比べれば、二つの川のいかに幅の薄いことか。

 万が一そうならないよう、ワクチンを投与すると決めたからには、国県には万全の態勢で臨んでほしいものであります。

 一方、きのうのエントリを一部訂正させていただきますが。
 高鍋の家畜改良事業団で擬似感地区が発生し、種雄牛49頭も処分対象になったという話なのですが。49頭、きのうは「処分された」と書いたのですが、まだ処分には至っていない模様です。
 夕方の某国営放送のローカルニュースで、県が「49頭についても経過観察で殺処分を免れないようにできないか、国に申し入れる」という報道がありました。エース級の種牛の感染疑いに伴う特例の申し入れです。ということはまだ、49頭、処分されずに生きていると。

 これは朗報です。農水省ならびに農水相は、法律に則った対応ではなく、超法規的措置が求められます。ココをどう処理し、この危機を乗り切るか。政治主導でも官僚主導でもどっちでも構いませんが、とにもかくにも、変な理屈や地元の感情を全く無視した決着だけは勘弁してほしいものです。
posted by waku at 01:20| 宮崎 ☔| Comment(0) | 口蹄疫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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