今日は一般の登山道からちょっと外れた、双石山の名所をご案内。
その名も「象の墓場」。
どういう由来でこんな名前がついたのか、寡聞にして存じ上げないのですが、そして少なくともWEB上で答えは見つからなかったのですが。確かに象の死体が転がってても不思議ではない感じはします。
なお、もともと当山が修験道の聖地であったことから「僧の墓」だったのではないか、と推察する文章は読んだことがあります。
ではレシピの、ではなくて行き方のご案内。
きのうの続きから。

谷コースを下ると、空池との分岐の下に

梯子がありまする。
これ、
最初の分岐から右手に登ってきた登山道なのですが、この梯子を降ります。

全部で3つ。

左上に見えるのが上から下って2つ目(第二展望所から尾根コースを下ってきたなら3つ目)。右下にあるのが3つ目(同じく4つ目)で、下から登って来たら最初に出合う梯子。根元に「一般コース」の標識が見えますね。
この標識が見えるまさにこの位置から、目を右のほう、コンパスで言えば南南西の方角、ちょっと斜め上に向けると、急な斜面に踏み跡があるのが分かるはずです。
これが一般でないコース。象の墓場や「行者コース」などと呼ばれているルートへの入口です。
なお、踏み跡とかルートとか、見えない方はここで諦めて一般コースをお楽しみいただくことをお薦めします。
踏み跡をたどっていくと

天狗岩と同様に海に侵食された岩がチラホラ。サムネイルで見ると人の顔みたいでもありますね。
あとよく見れば、赤テープもちらほら。
10分ほど歩き

こんな木の根っこのトンネルをくぐって大きな岩を回りこむと
古い木の板にマジックで「象の墓場」と書いた標識が(あ、写真撮ってなかった…)

入り口はこんな感じ

スケールが

うまく伝わらないのがもどかしい。

セガレが立ってる両側に、何十メートルあるんだろう、巨大な一枚岩があるのですよ。その間に挟まれた空間の、なんと静謐なことか。
しかし穏やかな中にも、何か、物の怪でも潜んでいそうな怪しさもあり。

南側の岩

こちらは北側。古くからクライミングの練習場だったらしく、岩を削った跡や古いボルトが残されています。

休憩する母と子
この写真の奥に見える岩場を行くルートや、象の墓場の入口から山頂に向かうルートもありますが、私はまだ踏んで行ったことないです。
ただ、かなり厳しいコースのようです。拙ブログのこのエントリ読んで初めて象の墓場に足を踏み入れよう、または踏み入れた、という方はぜひ、元の「一般コース」の標識のところまで引き返していただきたいと思う次第です。
登山は安全第一。そして山の深さ怖さは、標高だけでは決して測れません。
posted by waku at 00:01| 宮崎 |
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