「危機管理国の責任で」 知事、会見で不満 2010年07月10日
国に特例での民間種雄牛救済を求めている東国原知事は9日の会見で、「どこの世界に(家畜伝染病のまん延を)地域のせいにする国があるのか。この国の危機管理の正体が分かった」と不満をぶちまけた。
これまでも口蹄疫対応について「第一義的には県の責任」などと国から批判を受けてきたが、今回の特例適用でも「危機意識が足りない」とはねつけられ、知事の不満が爆発した格好だ。
知事は「菅首相も(前首相の)鳩山さんも(前農相の)赤松さんも国家危機管理、国家防疫とおっしゃった。(口蹄疫対策)特措法も国の責任で制定された」と述べ、次から次に持ち上がる難題を県が矢面に立って対処している現状を踏まえ、「だったら、(国の責任で)その通りにやってほしい」とまくし立てた。
国の防疫マニュアルが完全で、その通りにやらなかったから蔓延した、というのなら、宮崎県がその責めを負わなければならないでしょう。しかし実際には、宮崎で蔓延したあとにマニュアルが見直され、家伝法では対応できないと特措法が制定されたということは、マニュアルも法律にも不備があったと、国は自ら認めているわけです。
その上で今回の事態を「一義的に県の責任」にしようとする国や政治家ってのは何なのでしょうか。
その上で赤松。何度も言いますがお粗松。「対策はやっているんだから外遊しても問題ない」と、反対を振り切ってキューバに飛んでいった馬鹿松。
さらには、国会で実情を訴えようとした地元自民党議員の質問に対して、野次を浴びせかけた与党議員の皆様。「金がほしいだけだろう」などと吠えてらした方もいらっしゃいましたな。
さぁ明日11日は参院選の投票日です。県民の皆さん、投票所の消毒マットはしっかり踏んだ上で、棄権することなく投票いたしましょう。
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いらっしゃいませ。
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もし県内の方でいらしたら、一緒に頑張りましょう。